一般住宅の基礎構造は、大別すると
「べた基礎」と「布基礎」の
2種類あります。
べた基礎
基礎の立ち上がりだけではなく、
底盤一面が鉄筋コンクリートになっており、
家の荷重を底盤全体で受け止め、面で支えます。
また、地面をコンクリートで覆うので地面から上がってくる湿気を防ぎ、
シロアリの侵入も防ぎます。
布基礎
「T」の字を逆にした断面形状の鉄筋コンクリートが、
建物の壁の下のみに連続して設けた基礎のことをいいます。
建物の軸組に沿ってそれぞれの基礎が独立した形となっており、
建物を線で支えるようなイメージです。
伝統的な在来軸組工法と、
北陸の気候に適した
プレウォール工法を
ご紹介します。
在来軸組工法(木造)
日本で古くから発達してきた伝統構法を簡略化、
発展させた木材を使用した「在来軸組工法」。
湿度の高い日本の気候、特に多雪地域の北陸には調湿効果も期待できる木材が最適といえます。
さらにこの工法は、力学的に安定しており、
台風などの横風にも強く、地震の揺れも吸収して倒壊しにくい利点があるため、
非常に堅牢で長持ちする家を作ることができます。
また設計上の自由度が高く、将来の増改築にも対応しやすい構造です。
プレウォール工法
プレウォール工法は、構造材と断熱パネルを工場で一体生産し、
壁面ユニットとして現場に持ち込むプレカット&パネルシステムです。
在来軸組工法が持つ環境への優しさと設計の自由度、増改築にも適した間取りや、
美しい木の風合いなどの素晴らしさを受け継ぎつつ、
強度と断熱性、耐久性などを飛躍的に向上させました。
住んでみると実感する”住み心地の良さ”。
夏暑く、冬は寒く、一年を通して湿度が高い北陸の気候に最適な工法です。