2018.05.30
木のぬくもりを感じるやさしい時間
雨も吹き飛ぶ笑顔でいっぱい
家元がお届けするプロジェクト「Kizuki」のvol.5が7月2日(日)、金沢市内の小立野善隣館こども園「愛児園」にて開催されました。
前日までの暴風雨はなんとか落ち着き、地域の小学生やそのご家族など、たくさんの人たちが遊びに来てくれました。昨年も来てくれていた児童との嬉しい再会もあり、子供たちの成長を目の当たりにしました。
今回も昨年に引き続き、こども園のバザーにあわせて園内の教室を2ヶ所お借りしました。保育士の先生、園児の保護者の方々にご協力いただき、スタッフもバザーの雰囲気を大いに楽しませていただきました。
形も大きさもさまざまな木のブロックを散りばめた教室に、子供たちは大はしゃぎ。中央に置かれている木のプールの中では、木のボールを足で踏んでその感触に驚く表情を見せる女の子もいれば、「ころころ温泉だ〜」と木のボールの中に潜り込み、笑顔を浮かべる男の子も。同じ空間でも遊び方はいろいろ。ものごとをいろいろな角度から見ることができる子供の姿に、想像力の無限の拡がりを感じました。
長方形のブロックでも木材によって、重さや感触、大きさはさまざまです。それぞれが積んでいきたいブロックをお友達と分担して運んでいる様子が印象的でした。何か1つのものを作り出すための設計図が子供たちの頭の中にはしっかりと描かれていて、それを「みんなで助け合いながら作っていくんだ」という思いやりの心も感じました。
能登のヤマザクラを使ったメダル作りでは、それぞれがオリジナルの表現を発揮しました。子供たちの心に浮かんだことが真っ直ぐ私たちにも伝わってきました。
絵の具で細かく色を塗り分けたり、じっくり考え出した絵や文字をペンで書いたり。小さなキューブを側面に貼り付けていくというアイディアも。彼らの集中力に大人も目を見張るばかり。出来上がった作品を見て、おじいちゃんやおばあちゃんも大喜びでした。まだヒモを穴に通して結ぶことのできないくらい小さな子もいました。失敗しても一生懸命チャレンジするお子さんの様子を、微笑ましく見つめるお母さんの姿もありました。
イベント終了後には、お父さんたちが一緒になって後片付けをしてくれました。子供たちも積極的にお手伝い。そんな彼らの後ろ姿を見て、この子たちの未来に触れられる、そんな木育プロジェクトをこれからもずっと続けていけたらいいな、と強い願いを持ちました。来年もみんなに会えるのを楽しみにしています!