- 「板茂建築設計×石川県健団連」=見附島仮設住宅
- 木造仮設住宅の建設――安心と温もりを住まいに
家元が参画する石川県建団連にて、建築家坂茂氏の設計による仮設住宅を、見附島周辺に建設。「DLT工法」を採用し、環境に配慮した木材を使用したこの住宅は、地元の木材事業者も加工可能な工法で、地域経済の活性化にも寄与しています。内装には木の温もりを活かしたデザインが施され、この住宅が、被災された方々に「ただいま」と言える場所となり、未来への希望の場になることを願っています。
-
板茂 (ばんしげる)
1957年 東京都生まれ。アメリカで建築を学び、東京、パリ、ニューヨークに事務所を構える。紙管を使った建築や、木材を使った革新的な構造で知られている。代表作にポンピドー・センター メス(2010年)、紙のカテドラル(2013年)、静岡県富士山世界遺産センター(2017年)、禅坊 靖寧(2022年)、SIMOSE(2023年)、豊田市博物館(2024年)などがある。
-
石川県建団連 (いしかわけんけんだんれん)
一般社団法人 石川県建団連は、石川県内の住宅メーカーや建築関連企業が連携し、地域に根ざした“まちづくり”を推進する団体です。「人生の地図を描ける、まちづくり」を理念に、住環境の整備、職人育成、復興支援などを通じて、安心・安全で豊かな暮らしの実現を目指しています。
主な事業には、仮設住宅建設、地域交流施設「knot」の開発、技術継承活動などがあり、地域社会と建築業界をつなぐハブ的な役割を果たしています。