■ Scene 01 :それぞれの「好き」と向き合う、寛ぎの居場所
今回掲げられたコンセプトは「TONET(トネット)」。 「色合い・響き・調和」を意味する「TONE」と、「住まい・居場所」を意味する「NEST」を掛け合わせた言葉である。
「自分らしさ」と「ふたりらしさ」のどちらも大切にできる住まいを目指し、静かにこもって趣味や仕事にじっくり向き合える書斎やヌックを提案した。自分と向き合う時間が暮らしに新しい発想や活力生み出し、日々の生活をより豊かにしていく。
■ Scene 02 :気配を感じ合い、心が自然と整う距離感
インテリアは木目を基調としたあたたかみのある空間に仕上げ、プライベート(明・静・開放)とパブリック(暗・騒・抑圧)を緩やかに分けられるよう設計された。
それぞれが自分の時間を楽しんでいても、どこにいても自然と気配を感じ合い、顔を合わせたら「今日も元気?」と声をかけ合えるような、心地よい距離感を大切に整えられている。
互いの時間を尊重しつつも、同じトーンで重なり合う温かい距離感。この空間構成こそが、日々の暮らしを自然と整えていく基盤となった。
お互いの「好き」を慈しみ、やさしい調和の中から生まれた「TONET」の骨組み。 続く中編では、限られた敷地条件や法規を踏まえながら、光と風の流れを読み込み、四方に広がる圧倒的な開放感と安心感を叶えた具体的なプランニングの全貌に迫る。

