2017.11.13
新人デザイナーブログ【金澤文化部「小松瓦」】
カメラにはまりつつある、デザイナーの辻です。
先日、小松製瓦株式会社さんにて、小松瓦の工場見学に行ってきました。
全国でも有数の瓦工場で、北陸ではここだけだそうです。
お揃いの安全帽を被り、いざ工場へ。
至るところに大量の瓦が積んでありました。
最初の工場では、瓦を造るために必要な材料を作っていました。
地元産の原土を搬入し、石などの不純物を取り除き、粘土系と砂系に分類します。その日の気温や湿度など気象条件を考慮しながら、水分量などを変え、ブレンドしていました。
次の工場では、成形から、焼成まで行われていました。
成形されたばかりの瓦は柔らかく、簡単に曲がってしまいます。
乾燥させ、施釉、焼成をすることで、強度を高めていきます。
小松瓦は、両面施釉 (強度強化、耐塩害、耐凍害)し、他のところの瓦より高温で焼くことで、粘り強く耐久性の強いものとなっているそうです。
施釉の工程では、吊るされた瓦がながされていて、モンスターズインクを彷彿とさせ、とてもワクワクする空間でした。
家紋などが入った瓦や、反りの違う瓦などは、職人さんが一枚一枚手作業で行っていくそうです。
職人さんの良い表情がとれた、今回のお気に入りの一枚です。
今回、瓦を一から作っているところを見ることができ、工程はもちろん、
人の目できちんと品質をチェックしていることや、
手作業で作業していることなど理解することができました。
正直、工場見学などは、今まで興味がなかったですが、カメラをはじめたことで、
興味を持てるようになったので、色んな工場見学に行ってみたいと思いました。