2017.07.10
新人ディレクターブログ|地盤改良の現場
先日、10月に完成予定の高岡モデルの現場の確認に行ってきました。
その日はちょうど地盤改良をしているところでした。
さらに業者さんのご厚意で、地盤調査と地盤改良について
説明をしていただけることになりました。
業者さんから詳しく説明を聞ける機会は滅多にないと思います。
とても暑い日でしたが、汗を流しながらお話していただき
本当にありがとうございました!
今回はそこで学んだことを写真とともにレポートさせていただきます!
まずは地盤調査から。
主に小規模建築物を建てる際は
「スウェーデン式サウンディング試験」という方法で調査を行います。
細いドリルのようなものを25㎝ずつ地面に貫入させていき、
どの深さまで緩い地盤があり、どの深さから固い地盤があるのかを調べます。
そして地盤調査の結果から、
そこの土地ではどんな地盤改良が必要なのかが分かってきます。
地盤改良には主に2種類の方法があります。
ひとつは表層改良です。
表面から2m以内に固い地盤があった場合にできる改良方法です。
緩い部分の土や砂をセメント系固化材と混ぜ合わせ、
それを埋め戻して固め、強い地盤に改良します。
もうひとつは柱状改良です。
ちなみにこの土地に適しているのが柱状改良でした。
固い地盤にたどり着く深さ(ここは5mでした)まで地面に穴を掘り、
そこにセメント系固化材・水を混ぜ合わせたものを流し込みます。
ドリルの先端部分です。威力が強そう!
最深で8メートルまで改良体を入れることができるそうです!
ではどこにその改良体を入れていくかというと…
主に家の中で重みがかかる柱などの下に1~2m間隔で入れていきます。
この改良体を7日後採取し、所定の強度に達しているか試験がされます。
所定の強度とは柱状改良の場合、なんと60t~80t/㎡!
この土の塊がそれほどまで固くなるのです!!
せっかく立派なお家を建てても、地盤がしっかりしていなかったせいで
お家がかたがってしまった…。(北陸弁です)
なんてことになったらとても残念だと思います。
そのためにも地盤調査は必ず行い、正しい改良をして
安心安全なお家を建てたいと思いませんか?
今回、とても親切に専門的なところまで説明していただいたからには
それをお客様にも正しくお伝えしなければならない!と強く感じました。
今後も家に関する正しい知識を勉強し続けて、
まっすぐにお客様と向き合うディレクターになれるよう精進します。
今回ご協力いただいたオムニ技研株式会社の岡田さん、
本当にありがとうございました!