2017.08.21
新人ディレクターブログ【築30年のお家をフルリノベ-ション!➊】
こんにちは!
日焼けで真っ黒になったディレクター佐伯です。
現場での夏の作業は本当に大変そうです…業者さんいつもお疲れ様です。
今回はフルリノベーション工事の現場をレポートしたいと思います!
このお家は築30年ということで、今多く使われている工法とは
違う部分をところどころ見ることができました。
2階の増築と骨組みの耐震補強をするということで、
まずはお家を解体し、骨組みだけの状態にします。
骨組みだけになったお家は解体前のお家よりもかなり広く感じました。
そして床下も解体し、「布基礎」を見ることが出来ました。
最近のお家に多い「ベタ基礎」と違い、床下はコンクリートで覆われておらず、
砂が直に見える状態でした。
基礎(コンクリートの部分)の上の土台(木)がまだ綺麗なところもあれば、
そうでないところもあるのが不思議に思いました。
解体前のお家を思い出すと、木がボロボロになっていたところは
トイレやお風呂などの水廻りのお部屋でした。
聞いてみるとシロアリに食べられていたそうです。
屋根の瓦も一枚一枚留め直していきます。
瓦は土の上にかぶせていくだけという施工法で付けられていました。
土葺き(どふき・つちふき)工法というもので、土の接着力によって
瓦を持たせています。
こんなに重たい瓦を土だけで?!と驚きましたが、
昔は地震が来たときに瓦が落ちることによって屋根が軽くなり、
地震に耐えることが出来るという考え方だったそうです。
その瓦をひとつひとつ針金で固定して瓦が飛ばないようにしていきます。
昔と比べて家の骨組みも強くなっているので、瓦の付け方も変わっていくんですね。
お家の作り方はどんどん進化してきていますが、
必ずしも全て新しいものが良いというわけではありません。
昔の工法から先人の知恵が見えたとき、家づくりの奥深さを感じて楽しいです。
工事現場のレポートはまだ続きます。
2つ目の記事もお付き合いください。
このお家の工事現場見学会を今週末8/26(土)27(日)開催します。
リフォームをお考えの方は是非ご来場くださいませ。
冷たい飲み物をご用意してお待ちしております!
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