2022.09.14
spend with 「green」 vol.2 新しく知る自然のこと
「樹」のことをもっと知りたくなり、
建築とも関わりが深い園芸について学びに行きました。
リラックスしたいとき、
日常から離れた山や湖へ足を伸ばすことがよくあります。
みなさんも自然の中では思わず深呼吸したくなりませんか?
人は自然と触れ合っているとき、
脳に影響されない程度の、適度な刺激を受けているそうです。
何も考えていないつもりでも、
無意識に近いレベルで自然から何らかの影響を受けているんですね。
これを「マインドフルネス」といい、
精神が満たされている幸せな状態を意味しているそうです。
見渡す限り自然にあふれた空間ももちろん素敵ですが、
普通とはちがう楽しみ方ができないか考えてみました。
そこで、
自然を家の中につくる=「室内に樹を植える」
という考えに結びついていきました。
「樹」を受け止めるための、
器のようなシンプルな家
×
窓から入る繊細な風
こすれる葉っぱの音
太陽に照らされて生まれる木陰
外では気づきにくい自然の感覚も、
家の中でこそ感じ取ることができると考えています。
そしてこれが、私たち人間だけでなく、
植物にとっても暮らしやすい家になればいいな、と思っています。
spend with 「 green 」は、
リラックスしたいときに向かう先が、他のどこでもなく、
あなたの家そのものであったらな。
そんな想いも込められたお家です。
2022.09.09
雁渡し(kariwatashi)
Ciel.lab 北本です。
雁渡しとは初秋に吹き、
夏の終わりを告げる季節を塗り替える言葉です。
今週はフェーン現象もあり暑い日もありましたが、
昨日今日あたりはまさに夏が去ろうとしている
少し涼しい風が吹いています。
昨日Facebookの通知をみたら、
以前によくお世話になっていたコーヒー店が
再開するとの投稿がありました。
かれこれ2年以上閉めており、
もう一度いきたいなーと思いながら半ばあきらめていました。
実家の近く、
小さな小川を望む裏庭に以前のコーヒーと炭火焼パンの香りが
戻って来る…初秋の風を感じながらコーヒーを飲める日が待ち遠しく、
ワクワクしています。
気になる方がいたらこそっと私に声を掛けて下さい。
行くなら早朝7:00ごろがオススメです。
ちなみに真冬でも外でやっています。
震えるような寒さの中で飲むコーヒーもまた楽しいと思える方は是非。
2022.09.07
spend with 「green」 vol.1 はじまりとコンセプト
このプロジェクトをスタートするとき、
世界の名建築について振り返りました。
その中で多くでてくるキーワードが「モダニズム」
装飾やデザインを排除し、
直線で構成されるシンプルな建築様式のことをいいます。
建築の世界ではよく聞く言葉で、
先ほど説明したような定義もあるものです。
しかし、言葉そのものの定義はさまざまで、イメージされるものは十人十色。
そこで、わたしたちは家元独自の「モダニズム」を定義しました。
家元の【モダニズム】
・自然とつながる空間のこと
・質感を楽しめること
・固定概念をくつがえすこと
プロジェクトのリアルモデル一棟目となる建物、
まずは「家元のモダニズム建築」として
発想を膨らませていきました。
実際にデザインを進めていくとき、
わたしたちが注目したのは「樹」の存在です。
樹木はどこに植えられているでしょう?
自然と触れ合うためには、どこへ行くでしょう?
固定概念の中で答えると、
どちらの質問も、答えは「外」になるのではないでしょうか。
しかし、その答えから外れるように、
あえて室内に「樹」を植えようと考えました。
室内という環境は、
実は植物を楽しむのに好条件なんじゃないか、と思っています。
段差を利用して、様々な高さや角度から植物をたのしめます。
天気が悪くても影響を受けることはありません。
普段の暮らしの中でも、緑と触れ合うきっかけになります。
樹木の形や色の変化によって、空間のイメージも変化するでしょう。
Spend with 「 green 」
今秋完成する入江モデルハウスは、
室内の樹木を中心に、らせん状に暮らしをちりばめました。
「樹」と暮らす新しいライフスタイルを提案します。