2018.07.24
北陸の花火大会
こんにちは。
そろそろ全国各地で花火大会の季節になりました。
本日は北陸3県の代表的な花火大会をご紹介します。
家族や恋人、友達と出かけてみませんか?
まずは石川県
【川北まつり北國大花火大会】
手取川のほとりでスクランブルスターマインなど2万発
石川県の能美郡川北町で2万発が打ち上げられる
北陸最大級の花火大会。
スターマイン5基の打ち上げや
スクランブルスターマイン(斜め打ち)などが見どころです。
またフィナーレを飾る2000発の乱れ打ちは迫力満点。
つぎは福井県
【三国花火大会】
日本海を染める水中スターマイン
北陸エリアで大規模に行われる福井県坂井市の大会。
美しい水中スターマインには定評がある。
そのほか芸術花火や仕掛け花火
2尺玉も登場し夜の日本海が鮮やかに染め上げられます。
最後は富山県
【ふるさと龍宮まつり海上花火大会】
県内最大級の正3尺玉に注目!
富山県滑川市で開催される花火大会。
パレードやよさこい踊りなどのイベントが行われたあと
花火が打ち上げられる。
県内最大級の正3尺玉が打ち上げられる予定。
いかがでしたでしょうか?
胸に響く大きな音と
視界いっぱいに広がる花火で
夏を感じてみましょう。
夏の暑さ対策は
2018.07.12
金沢のお盆~旧盆・新盆~
こんにちは。
梅雨明けも近づきいよいよ夏本番ですね。
お盆には新盆と旧盆があるのは
何となくご存知の方も多いとは思いますが
お盆の由来はご存知でしょうか?
石川県の中でも独特の文化が残る
「金沢のお盆」についてです。
一般的なお盆の時期と異なるだけでなく
お墓参りの時には「キリコ」という
灯ろうを持参してお参りに行くのも
金沢唯一の全国的に珍しい風習です。
伝統的な「箱キリコ」と
新しいタイプの「板キリコ」に
「風鈴キリコ」・・
そして、そのキリコにろうそくの火を灯し
お経を唱える幻想的な「送り火」について
など金沢のお盆に関することをご紹介します。
まずはお盆の由来!
お盆の正式な呼び名は
「盂蘭盆会(うらぼんえ)」といいます。
サンスクリット語の
「ウランバーナ(逆さ吊りにされる苦しみという意味)」
に由来します。
子孫から長い間供養をうけていない先祖は
逆さ吊りの苦しみを受けているため
そうした先祖の霊を慰めるため飲食を
与えたのが発祥とされています。
お盆の時期は?
初めは旧暦(太陰暦)の
7月15日「中元節(ちゅうげんせつ)」に
行われていましたが明治時代に
新暦が採用されるに伴い
「お盆」の期間(の中心)は地域によって
分かれていきました。
全国的には「旧盆」と呼ばれる8月15日が
(旧暦の7月15日という事で)主流となっていますが
東京をはじめ、函館、横浜、静岡、金沢市などを
含む一部の旧市街では新暦の7月15日を
「新盆」としてをお盆をむかえる風習があります。
実は同じ県内でも「新盆(7月)派」は
金沢市のみで加賀や能登など家庭によって
石川県のほとんどの地域は「旧盆(8月)派」なのです。
キリコとは?
金沢市とその周辺では
お盆に墓参りをするときに
「キリコ」と呼ばれる木と紙でできた
箱のようなものを持参し中にろうそくを立てて
墓の前につるす風習があります。
先祖の迎え火を保護するために
使われるようになったともいわれますが、
キリコの由来に明確な説はありません。
キリコの表面には持参した人の名前を
記入する部分があり、誰が墓参りに来たのかが
分かるようになっています。
キリコには明確な説はありませんが
重要な役割を果たします。
それは最終日に行われる「送り火」です。
金沢市内の東山界隈にある日蓮宗のお寺では
お施餓鬼法要が終わったあと
墓地のキリコすべてに蝋燭の灯を点し
鉢と銅鑼を鳴らしながら
読経・行道し、精霊を送りというものをします。
その光景は幻想的でありながら
ろうそくの灯がちらちらと見え儚くも感じます。
金沢独自のお盆文化は
いかがでしたでしょうか?
もうすぐ金沢はお盆の時期を迎えます。
機会があれば是非キリコを探してみて下さい。
お墓のお掃除などは
2018.06.19
富山名物!氷見うどん
こんにちは!
暑い日が続きますね。
昼食に素麺や蕎麦、うどんを食べる機会も
増えているのではないでしょうか?
本日は、その中でも全国的に有名な
富山の「氷見うどん」について
氷見うどんは
讃岐うどん(香川県)
稲庭うどん(秋田県)と並んで
日本3大うどんと呼ばれます。
この3大うどんに選ばれるほどの
おいしい氷見うどんですが
特徴はといえば、なんといっても
その独特の強い腰と粘り
餅のような感触と風味
のどごしの良さと歯ごたえ、というのが
わかりやすい定番のキャッチフレーズです。
この食感をうみだす大きな理由は
氷見うどんは「手延べ」という製法で
つくられているということです。
うどんというと一般的には
いわゆる「手打ち」で粉をねり上げた生地を
こねたり、踏んだりしてから平たく伸ばし
包丁でトントンと切って麺を作る製法は
だれもが一番イメージがしやすいのではないでしょうか。
手打ちで有名なのは讃岐うどんです。
もちもちとした弾力(いわゆるコシ)が手打ちの特徴ですね。
これに対し氷見うどんを作るときの
「手延べ」とは、粉をねりあげた生地を
広げて伸ばすのではなく棒やロープのような
長いかたちにして何度も両方から引き伸ばし
それを繰り返して細くなるまで伸ばし続ける
という製法です。
そうめんやそばなどわりと細い麺をつくるときの
製法になることもありますが
手延べの特徴としては歯ごたえというよりは
やはり「のど越し」ではないでしょうか。
そして、じつはこの「手延べ」は「手打ち」の
十数倍は手間がかかる製法のために生産量が少なく
氷見でつくられる手延べうどんは
長い間「幻のうどん」と呼ばれていました。
現在は、氷見市に3社ある製造元が製麺・販売に力を注ぎ
氷見うどんは広く流通するようになりました。
そして、この氷見うどんのすごいところは
「手延べ」といっていますが実は
「手打ち」の要素もあわせもっているということです。
生地をつくる工程で
まるで手打ちの工程のように手でこねたり
足で踏んだり、を何度も繰り返します。
これにより手打ちのように麺の粘りと弾力性を追及します。
そして手延べでは引き延ばす際に
油を使うことが多いですが
氷見うどんは油を使わずに伸ばします。
これにより、うどんの麺の旨みだけが十分に引き出されます。
そして伸ばす作業は昔ながらの
手間のかかる方法でじっくり熟成させながら時間をかけて行います。
そうして出来上がった氷見うどんは
「手打ち」の良さである
強いコシと粘り、モチモチした弾力性と
「手延べ」の良さである
ツルンとしたのど越しと歯ごたえ、風味
の両方の良さをかね備えた、美味しいうどんとなります。
さらに!
富山県全体の食べ物に共通することですが
とにかく富山はどこでも「水」がきれいなので
製造や生産の中で少しでも水が関係してくるものは
間違いなくおいしいと思います。
いかがでしたでしょうか?
これからの暑い時期
是非、氷見うどんを食べてみませんか?