2017.12.25
薪ストーブのメリット・デメリット
皆さま、Merry Christmas!ですね!
一度はドイツのクリスマスマーケットに行ってみたい、
新人ディレクターの佐伯です。
さて、クリスマスといったらサンタさん。
(みなさんのお家には来ましたか?)
サンタさんといったら煙突、
煙突といったら薪ストーブ、、
ということで今回は薪ストーブの
メリット・デメリットをお伝えしたいと思います♪
まずはメリットから。
1.環境にやさしい(カーボンニュートラル)
今や地球温暖化に大きな影響を与えている二酸化炭素。
石油やガスは化石燃料といって、燃やすと二酸化炭素が発生します。
もちろん薪ストーブの燃料である薪を燃やしても
二酸化炭素が排出されます。
しかしこの二酸化炭素は、木が生長する上で吸収したものなので、
薪を燃やしても地球上の二酸化炭素の総量は変わりません。
つまり植物を燃やして二酸化炭素を発生させても、
それはもともと大気中に存在したものであるため、
地球上の二酸化炭素の増減には影響がありません。
このことを「カーボン(炭素)ニュートラル(中立)」といいます。
2.人の身体にやさしい
エアコンや石油ヒーターなどは暖めた空気で身体の表面だけを温めます。
一方で薪ストーブには身体の芯まで暖まる暖房効果があります。
太陽の光でぽかぽか体が暖かい、と感じたことはありませんか?
太陽光は電磁波の一つで、遠赤外線を放射し熱を与えています。
薪ストーブも同じです。
遠赤外線が身体の中まで浸透するため、
芯から温まって冷めにくい暖房効果が得られるのです。
3.煮込み料理や加湿もできる
薪ストーブの上でやかんのお湯を沸かしたり、
煮込み料理を作ることもできます。
おやつとして焼き芋なんかも
簡単に美味しく作れます♪
また、鍋に水を入れたもの乗せておくだけで
加湿効果も得られます。
アロマを加えてアロマ加湿もできます。
ではデメリットにはどんなものがあるのでしょうか?
1.薪を手に入れなければならない
最近はアウトドアブームやインターネットの普及もあって、
ホームセンターやネット販売店等でも薪を扱うところが増えています。
だいたい一束あたり500~800円位で販売しています。
森林組合等では、引取りに行けば一束を300~350円位で売ってくれます。
薪を自分でつくるというのも暖炉・薪ストーブライフの楽しみ方の一つで、
伐採から薪割・乾燥・保存までやってしまう方も多くおられます。
しかし、そこでもう一つの問題が出てきます…!
2.薪を収納(乾燥させる)するためのスペースが必要
薪ストーブを付ける場合は薪を収納しておくスペースが必要です。
また薪を自分で作る、という方も薪を乾燥させるスペースも
作らなければいけません。
もし家の外に薪を収納するなら、シロアリが寄ってくる
可能性も大きくなるので注意が必要です。
3.煙突のメンテナンスが必要
ストーブ本体と煙突の掃除は、シーズン終了時に必ず行います。
1日がかりの大変な作業ですが、安全管理の上でも必要不可欠なことです。
それが難しい方は業者さんにお願いするとなどして
行わなければなりません。すると当然費用が発生してしまいます。
これらのデメリットを考慮して新たに登場したのが
「ペレットストーブ」なるものです。
これについてはまた次回、レポートしたいと思います!
いかがでしたか?
環境にも人にも優しくて、日々の生活にも
役立ってくれる薪ストーブは最近密かに
ブームになりつつあります。
メンテナンスなどに手間はかかりますが、
その生活を楽しむことができれば、暖房にかかる電気代も
0円になりますし、新築を機に薪ストーブを
採用してみるのもいいかもしれません♪
2017.12.23
世界の住宅事情【フィンランド編】
こんにちは。
明日はクリスマスイヴですね。
皆さんはサンタクロースっていると思いますか?
小さなお子さんがいらっしゃる家庭では
お子さんから「サンタさんってどこにいるの?」
なんて聞かれたことがあるかもしれません。
サンタさんがいる国...
世界各国にいらっしゃるかもしれませんが
一番有名なのは【フィンランド】ではないでしょうか?
フィンランドは北欧にあり、日本のように比較的に四季が
はっきりしています。
ただ、北欧というとイメージ通り冬の時期は長く、氷点下を
下回ります。
寒い時期をフィンランドの方たちは
どうやって過ごしているのか?
そんなフィンランドの住宅事情を今回はお話ししたいと思います。
まずフィンランドというと
北欧にある寒い地域なので
石造りやレンガ造りのお家などを
思い浮かべるかもしれません。
では、こちらのカラフルな木造住宅が立ち並ぶ街並み。
どこだと思いますか?
こちらも実はフィンランドのお家なんです!
たくさんの森があるフィンランドでは
木材資源が豊富にあり
こういった木造建築のお家が多く見られます。
ラウマ旧都市などはその木造建築の
街並みが世界遺産にもなっています。
(写真はラウマ旧都市です。)
木造建築で寒い冬を乗り越えるために
フィンランドの住宅では、分厚い断熱材、三重窓が用いられます。
また、積雪対策としては、屋根が三角屋根のところが多いです。
そして、フィンランドでは住宅の取り壊しはあまり行われず
木造建築でも築70年~100年というものも少なくありません。
家具なども同様です。
時を経て、経年劣化するのではなく
大切に暮らしてきた家は
時を経てヴィンテージとなり
新築以上に価値を増していく。
そのため愛着を持ち暮らし続ける。
というのが北欧の住宅事情だそうです。
近年、どんどん新しい商品、製品が開発されています。
技術の進歩はとても素晴らしい事だと思います。
それと同じくらい物を大切に扱う事も
伝統や文化を守る素晴らしい事だと私は思います。
家元でも、お客様が快適に暮らし続けていけるように
お客様ご自身で出来るお家のメンテナンスなども
また後日、ブログで紹介していきたいと思います♪
そして室内は寒さの厳しい冬季を
家族が快適に居心地良く過ごせるよう
白をベースに木のぬくもりが感じられるような家具や
大胆な色遣いのファブリックなどを用い
寒さにも負けない、明るく温かみのあるインテリアにします。
いわゆる近年人気の「北欧インテリア」です!
北欧インテリアに欠かせないものは
マリメッコなどに代表されるように
大胆な柄のファブリックです。
ファブリックなら、大きく模様替えをしたり
家具を買い替えたりしなくても、
気軽にインテリアを変えることが可能です。
今年のクリスマスは、
お気に入りのファブリックで
寒さに負けず、明るく楽しく過ごしましょう♪
Happy Merry X’mas!!
2017.12.22
準防火地域でお家を建てる時に気を付けたい事
こんにちは。
石川で定番のとり野菜みその鍋が大好きな
金沢ディレクターの蟹屋敷です。
先日、準防火地域となる白山市の現場に行って来ました。
まず、準防火地域という言葉は聞いた事があるでしょうか?
(写真は長屋のある通りです。家同士がとても近く、細長い家が多いです。)
準防火地域とはその名の通り
建物が密集している住宅街などで
火事が起きた場合に被害を最小限に抑えるために
住宅を建てる際に都市計画で一定の耐火性能が求められる地域です。
では具体的にどんな耐火性能が求められるのか?
まずは窓。
こちらの窓は「網入りガラス」
ガラスに金網(ワイヤー)を封入したガラスです。
金網入りであれば、火災の熱でガラスが割れても飛び散らず
延焼を防ぐ効果があるとされ防火サッシとして認定されています。
その他、防火シャッターなども認定されています。
網入りガラスは通常のガラスの2~3倍
の値段がするといわれています。
準防火地域では、基本的には住宅のすべての窓を
耐火性能にしなければいけないので
窓ガラスだけでも、費用が高くなります。
種類も通常の窓ガラスより制限されるため
もっと選択肢が増えたら良いなと思います。
次は外壁です。
外壁はサイディングなどで問題はありませんが。
こちらのお家は外壁にも木材を使用しました。
外壁に木材を使用する場合は
その木材は耐火性能のある木材とするため
木材に耐火用の薬剤を注入したものを使用します。
その他、防火ダンパーの設置なども行い、
近隣へ火災が広がるのを防ぎます。
今回、ご紹介させていただきましたお家は
1月中旬に、完成内覧会を予定しております。
準防火地域でお家を建てようか悩まれてる方や
今から、お家を建てようかとお考え中の方に是非
ご覧になっていただきたいと思います!
その他のイベント情報も
コチラからご覧いただけます☟☟☟