2023.10.19
拡げていきたい「ワンヘルス」
皆さまこんにちは!
AR事業部門の表です。
夜は肌寒くなってきて、体調を崩しやすくなる時期ですね、、💦
まだまだコロナウイルスも流行しているのに加え、
今年は、例年より早いインフルエンザの流行も目立っています。
みなさま体調管理に十分お気を付けください🍃
コロナウイルス感染症の世界的な拡がりをきっかけに、
みなさんも「感染症」への関心が高まったのではないでしょうか?
突然ですが、「人獣共通感染症(じんじゅうきょうつうかんせんしょう)」
という言葉はご存知ですか?
人獣共通感染症とは、コロナウイルスのように、動物から人、人から動物へと
拡がる感染症のことを指し、全ての感染症の約半数を占めるとも言われています。
コロナウイルスの他にも、エボラ出血熱やSARS、MARSなどがあり、
世界で大きな社会問題となったものばかりなんです。
実は、この感染症の増加は、近年世界で問題となっているさまざまな傾向とも一致しています。
たとえば、世界人口の増加、人やモノの移動距離の総数、
そして森林破壊など進行する自然破壊の深刻さなど、、、
森林破壊が進み、人が野生生物の住む場所に踏み入ったことで、
病原体をもった野生生物と人や家畜が接し、感染が急拡大するリスクが高まっているのです。
世界では、
人の健康、ペットや家畜・野生動物などの健康、環境の保全
これらを個々に考えるのではなく、
生態系を含む環境全体として取り組むべき問題だと考えられています。
そのキーワードとして今、注目されているのが「ワンヘルス(One Health)」という言葉
人・動物・環境、この3つの健康を1つのものとみなし、
それぞれがバランスよく健全にあるべきという考え方です🤝
ワンヘルスの実現に向けて、世界では様々な地域で活動が行われています。
先日、ブログでご紹介した獣医療情報誌「Huage」でも、
この考え方に共感し、ワンヘルスを日本全国に拡げていくことを
大きな目的として活動を行っています。
JPCSは、ワンヘルスの実現により、環境、動物、人、すべてが健康に過ごせる
世の中を目指し、活動を続けてまいります✨
この記事を書いた人