2024.10.19
R(アール)壁について
皆さんこんにちは!
Ciel.Ladの高橋です。
10月中旬に入り、朝晩の冷え込みも厳しくなってまいりましたが、
皆さんいかがお過ごしでしょうか?
さて今回のブログでは、
今現在監督させていただいている現場の、
曲がっている壁=R(アール)壁についてお話します。
‘’壁は直線‘’ そんな常識を持っていませんか?
まず、Rの壁にすることで、どんな得られるメリットをご紹介します。
一つ目はなんと言ってもデザイン性。
R壁にすることで自然と空間にやわらかい印象を与えます。
上部に間接照明を設けることで、よりやわらかい雰囲気になります。
二つ目は機能性。
曲線にすることで直角よりも動線が広く取ることができます。
次に仕上りまでの施工方法と流れを紹介します。
【墨出し】
R壁の起点と終点部分を墨出し。
R加工したランナーをあて、位置を決めて床と天井にビス止めしていきます。
【下地】
PBを貼るための下地を組み、この時点で配線関係を仕込んであるか確認します。
【ボード貼り】
通常のPBボードとは違い、水を含ませることで曲げられるタイプのFGボードを使用します。
300の幅で横貼りを行い、クロス、コンセントを仕上げてR壁の完成になります。
CielLabでは ただ工事を進めるだけでなく、お客様の立場になって考えることで
地域に愛されるお店づくりをお手伝いしています。
お店の新築・改装などをご検討されている方は、ぜひ一度ご相談ください!
施工事例はこちら →https://kanazawaiemoto.jp/works/
CielLab instagramはこちら →https://www.instagram.com/ciel.lab/
この記事を書いた人
2024.02.29
タイルについて
Ciel.lab店舗事業部の高橋です。
気温が上がったり下がったりで体調管理が難しいですが皆様いかがお過ごしでしょうか?
担当していた店舗の引き渡しも無事終わり
新しい現場に勉強しに行く機会も増えました。
今回は浴室タイルの納まり図についてお話ししたいと思います!
タイルの貼り方にも実は種類があります。
まずは芋目地と馬目地と呼ばれるタイルの貼り方について紹介します。
芋目地とは、
縦横一直線に目地が通っていて、まっすぐ石が並んでいる貼り方のことです。
(①②)
馬目地とは、
縦か横方向にタイルを半分ずつずらして貼る貼り方のことです。(③)
ただし、タイルは一枚のサイズが決まっているため、
部屋の大きさぴったりにタイルを納めるのは難しいです。
つまり、どこかで半端なサイズのタイルを入れなければなりません。
タイルをどう貼っていくのか
細かいところですが、お客様とも相談し、図面にも記載して工事を進めていきます。
場所によって、美しく見える貼り方は異なりますが
壁と床がどちらもタイルだった場合は直角部分で目地を揃え
タイルの上に器具が取り付く場合は、器具がタイルの中心にくるよう調整しながら
違和感のない納まりにしています。
自分が作成した図面が実際に出来上がるのは楽しみでもあり、不安でもあります。
タイルを貼る直前まで本当にこの納まりが美しいか何度も確認して
お客様に喜んでいただけるよう努めています。
シエルラボでは ただ工事を進めるだけでなく、
お客様の立場になって考えることで
地域に愛されるお店づくりをお手伝いしています。
お店の新築・改装などをご検討されている方は、ぜひ一度ご相談ください!
この記事を書いた人
2024.01.12
お引渡しまであと少し
Ciel.lab店舗事業部の高橋です。
これからが冬本番。
より寒くなると思いますので体調に気をつけてお過ごしくださいね。
9月から担当をさせていただいていた飲食店の現場も、
お引き渡しの時期近づいてきました。
今日は、完成間近の現場の写真と共に、
見どころをご紹介したいと思います。
「仕上げについて」
ご飯を炊く釜はモールテックスというモルタルに似た左官材で仕上げてあり、
ほどよい光沢と素材感によって、高級感を際立たせています。
背面の石壁は、間接照明でやわらかく照らすことにより、
石の凹凸や目地、細やかな表情が引き立つよう演出しています。
また、間接照明を隠すためにつくられる小さな垂れ壁には、鏡を貼ることで、
梁が切れ目なく奥に続いて見えるような工夫を取り入れました。
食事はもちろん、目の前に広がる空間も一緒に楽しんでいただけるかと思います。
「竈ができるまで」
最初に耐火れんがでコの字をつくり、その中にステンレスの作業台を置きます。
次に、ケイカル板という燃えにくい材料で以外の部分を囲い、
モルタル→モールテックスの順番で表面を仕上げていきました。
9月から奮闘した日々も終わりが近づき、
業者さんと共に作り上げる空間がどんどん完成していくなかで、
感謝の気持ちと達成感、そしてちょっとした寂しさを感じています。
お引渡しまであと少しですが、
お客様に喜んでいただけるよう最後まで気を引き締めて現場管理していきます。
シエルラボでは、ただ工事を進めるだけでなく、
お客様の立場になって考えることで、
地域に愛されるお店づくりをお手伝いしています。
お店の新築・改装などをご検討されている方は、ぜひ一度ご相談ください!
この記事を書いた人