2023.07.26
Kizukiプロジェクトファイナル 活動完了しました!
木に親しみ、豊かな感性をはぐくむ木育プロジェクトとして2015年にスタートしたKizuki
これまでたくさんの方にご支援・ご協力いただきながら
今年3月31日に、Instagramなどで取り組みの終了をご報告させていただいておりました。
そして2023年7月、Kizukiとしての最後の活動を完了することができました。
この活動に協力してくださったのは、石川県の保育園・幼稚園のみなさまです。
これまでたくさんの子どもたちが触れ合い、
たくさんの学びを生むのに活躍してきた木たちは、
Kizukiが終了してしまった今、
私たちだけでは活用することが難しくなっていました。
そんなとき、「子どもたちに木育を」という思いが詰まった木のボールや丸太、積み木を、
Kizukiより引き継ぎ、木育のツールとして使っていただけないか、と、
石川県内の保育園や幼稚園にご相談したところ、快く引き受けてくださったのです。
そして先日、12の保育施設へ引き継ぎが無事に完了いたしました。
子どもたちは興味津々、好奇心旺盛で、
目を輝かせながら受け取ってくれる姿がとても印象的でした。
匂いを嗅いでみたり手触りを確かめたり、
目の前で木を積んで遊んでくれる子どもたちもいたりして、
あっという間に木のおもちゃに親しんでくれたことがうれしかったです。
丸太をお渡しした幼稚園では、
丸太をたたいてみたり、転がしてみたり、持ち上げてみたり、座ってみたり、
最後はいす取りゲームをしてみんなで走り回ったり、、、と
私たちが想像する以上のいろんな方法で楽しんでくれました。
大人にはなんの変哲もないように思えてしまう「木」でも、
子どもたちの想像力をこんなにも引き出せるのか、と驚かされました。
また、実際に取り扱っているお店がなかなかない、など様々な理由から
「木のおもちゃを思う存分遊べるくらい用意することが難しい」
という現状について、各施設の先生方からお聞きしました。
そのため、保育施設の方にもとっても喜んでいただくことができ、
受け取り後すぐに園に展示したと連絡もいただいたりと、
お役にたてたことがうれしかったです。
「人と木の関わりを大切に残したい」という思いは、
「残材バンク」として形を変えて家元の活動として継続しています。
これは、本来なら処分してしまう、家の構造にもなりうる立派な木を
一般の方に無償でお譲りし、DIYなどに活用していただくものです。
持続可能な開発、SDGsなどの言葉が多く飛び交う近年ですが、
これからも“建築”という分野から、
持続可能な社会を目指しながら、木と人をつなぐ活動を続けていきます。
最後になりますが、
これまでKizukiの活動に関わってくださったみなさま本当にありがとうございました!
子どもたちの豊かな発想が、希望溢れる未来に広がりますように。
この記事を書いた人