2024.10.19
R(アール)壁について
皆さんこんにちは!
Ciel.Ladの高橋です。
10月中旬に入り、朝晩の冷え込みも厳しくなってまいりましたが、
皆さんいかがお過ごしでしょうか?
さて今回のブログでは、
今現在監督させていただいている現場の、
曲がっている壁=R(アール)壁についてお話します。
‘’壁は直線‘’ そんな常識を持っていませんか?
まず、Rの壁にすることで、どんな得られるメリットをご紹介します。
一つ目はなんと言ってもデザイン性。
R壁にすることで自然と空間にやわらかい印象を与えます。
上部に間接照明を設けることで、よりやわらかい雰囲気になります。
二つ目は機能性。
曲線にすることで直角よりも動線が広く取ることができます。
次に仕上りまでの施工方法と流れを紹介します。
【墨出し】
R壁の起点と終点部分を墨出し。
R加工したランナーをあて、位置を決めて床と天井にビス止めしていきます。
【下地】
PBを貼るための下地を組み、この時点で配線関係を仕込んであるか確認します。
【ボード貼り】
通常のPBボードとは違い、水を含ませることで曲げられるタイプのFGボードを使用します。
300の幅で横貼りを行い、クロス、コンセントを仕上げてR壁の完成になります。
CielLabでは ただ工事を進めるだけでなく、お客様の立場になって考えることで
地域に愛されるお店づくりをお手伝いしています。
お店の新築・改装などをご検討されている方は、ぜひ一度ご相談ください!
施工事例はこちら →https://kanazawaiemoto.jp/works/
CielLab instagramはこちら →https://www.instagram.com/ciel.lab/
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2024.06.24
見附島DLT仮設住宅のこと
みなさま、こんにちは!!
エンジニアの山田です。
現在、珠洲市の見附島近くに建設中の仮設住宅についてお話しします!
世界的建築家の坂茂さんが設計し、建団連として弊社が施工を請け負いました。
タイトルにある‘’ DLT ‘’とは工法を示しています。
DLT工法とは、事前に組み立てたカルバートと呼ばれるロの字型の部材を組み立てていく工法です。
今は全部で6棟工事中で、
1号棟、2号棟の2つが6/20(木)に入居される方々へ鍵のお引き渡しがありました。
今回は完成した棟の写真をご紹介できればと思います。
こちらは外観の写真で、
外壁の羽目板とサイディングが1階2階ともに交互になっているのが特徴的です。
こちらは室内の写真です。
木目が多く、躯体で使用したカルバートをそのまま表して内壁としてる部分もあるのが特徴的です。
仮設住宅という名ですが、従来のものとは違い基礎から作ってあります。
そのため、数年後の取り壊し等はなく、今後もずっと立ち続ける計画です。
とても立派な仮設住宅になりました!
ここで生活する方がより快適に生活していただけるよう、
そして、新たな住まいで明るい気持ち、元気をとりもどすことのができるよう
想いを込めさせていただきました。
笑顔の溢れる、能登が一日でもはやく取り戻せますように。
わたしたち家元は、地元の工務店として、
新築だけではなくリフォーム、 住宅にかかわるすべてのことに携わっています。
何か少しでも協力できることがありましたら、
いつでも気軽に声をかけてください。
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2024.03.19
配筋検査!!!
こんにちは!
エンジニア部門の井上です!
3月中頃になりようやく春の季節になると楽しみでしたが、まだまだ寒い日が続きますね💦
安心できる強い家をつくるため、すべての工事途中で外部の機関による検査が行われています。
今回お紹介するのは、基礎のコンクリートを打つ前の配筋検査です!
これは基礎工事の工程の中で、配筋まで終えた写真です。
「配筋」というのは基礎コンクリートの中に通っている鉄筋です。
人間で例えるとコンクリートが肉で鉄筋は骨みたいなものですね(笑)
基礎コンクリートも鉄筋がきっちりしていないと弱いコンクリートになってしまいます。
この検査でどんなところをチェックしているのかというと配筋の配置や間隔の他に、かぶり厚、定着の長さという項目を見ています。
また、配筋の下に敷いてある防湿シートの状態なども確認されます。
配筋の配置と間隔はスケールで規定内の寸法になっているかを測ることで確認し、写真にも残しています。
家元では配筋検査のときに地鎮祭で預かる鎮め物を基礎の下に埋めています。
土地の神様にお家を守っていただくための大切な作業ですので、こちらも忘れずにやっていきます!
今回は配筋検査に着目してみました。
基礎はお家の土台となる重要な部分です。
皆さんに安心して住んでもらうためにしっかり管理されています。
お家のデザインや利便性に目が行きがちですが、
基礎の大切さもわかっていただければ幸いです!
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